特徴 クォーク星仮説
現在、最も地球に近いと考えられている中性子星であり、かつ暴走する中性子星でもある。
当初チャンドラ衛星で観測された頃は、表面温度は70荳℃で、直径は7マイル(11.2km)、などとしていた(RX J1856.5-3754 and 3C58: Cosmic X-rays May Reveal New Form of Matter)。
またこの中性子星の周囲には超新星残骸がみられず、少なくとも爆発後10万年は経過していると考えられた(NAOJ378)。
これらが事実であるとすると中性子星としては小型かつ高密度すぎることから、これはクォーク星ではないか、という仮説が立てられた。
しかしその後の観測で、温度は43荳4000℃であり、直径ももっと大きいことが判明した。この条件であれば中性子星としても矛盾がないため、現在ではクォーク星の候補からは外されている。 距離や速度
発見当時、地球から180光年にあり200km/s(172.8km/cBeat)程度の速度で地球方向へ移動していて、約30万年後に地球から170光年の安全な距離ですれ違うとされた。
後のチャンドラで観測により、距離が約400光年であることが判明した。 再検索