Prescott 2M
読み:プレスコット-にメガ
外語:Prescott 2M
Intel
製
IA-32
(
x86
)プロセッサーのうち、
Pentium 4
の第四世代
プロセッサーコア
の開発コードネーム。
目次
概要
特徴
仕様表
プラットフォーム
全ラインナップ
後継
名前の由来
概要
Pentium 4の第三世代コア
Prescott
の後継は、当初
Tejas
が考えられていた。しかしこのコアは発熱が大きくなりすぎたため中止となり、その代替として2次キャッシュを倍増したXeon用コアを流用して作られたのがPrescott 2Mである。
Prescottと比較し、2次キャッシュが倍(2Miバイト)、XD bit対応、Intel 64対応、EIST(Enhanced Intel SpeedStep Technology)対応、などの改良がある。プロセッサー・ナンバーは600番台が使われている。
また、後期には複数のOSを一つのCPUで並列動作させるための仮想化技術「Intel Virtualization Technology」にも対応したコア(プロセッサー・ナンバーは6x2)も登場した。
特徴
仕様表
項目
特徴
マイクロアーキテクチャー
NetBurstマイクロアーキテクチャー
コアの
クロック周波数
FSBクロック
最大バス帯域幅
1次命令キャッシュ
実行トレースキャッシュとしてコアに統合
1次データキャッシュ
16Kiバイト、コアに統合
2次キャッシュ
2Miバイト、コアに統合
製造
プロセスルール
90nm
ダイサイズ
集積トランジスタ数
動作電圧
主な対応機能に、次のようなものがある。
MMX
ストリーミングSIMD拡張命令3(SSE3)
Intel 64
(
EM64T
)
NXビット
ハイパースレッディング・テクノロジー
EIST(Enhanced Intel SpeedStep Technology)
Intel Virtualization Technology
プラットフォーム
LGA775
全ラインナップ
初期製品
3 GHz(630)、3.20 GHz(640)、3.40 GHz(650)、3.60 GHz(660)、3.80 GHz(670)
VT対応製品
3.60 GHz(662)、3.80 GHz(672)
後継
後継コアは、65nmにシュリンクされた
CedarMill
コアである。
名前の由来
語源は地名で、アメリカ合衆国アリゾナ州プレスコット市から。
2Mは2次キャッシュの容量から。
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