SSE3
読み:エスエスイー-スリー
外語:SSE3: Streaming SIMD Extensions 3
ストリーミングSIMD拡張命令3。IntelのマイクロプロセッサーであるPentium 4の第三世代プロセッサーコアPrescottから搭載された命令群で、従来のSSE2の拡張版にあたる。開発中にはPNI(Prescott New Instructions)とも呼ばれていた。
特徴
演算
SSE2と比較し、13個の新命令が追加された。
浮動小数点演算の強化や、メモリーアクセスの高速化などが行なわれている。
SSE3により、ビデオエンコーディングなどの処理能力が向上している。
機能の有無判別
機能の有無は、EAXレジスターに1を代入してCPUID命令を実行し、ECXレジスターに得られたフラグのビット0が1かどうかで確認できる。
新命令
SSE3では13命令が追加された。ニーモニックのルールは次の通りである。
- 命令の最後のpdは、2つのパックド倍精度浮動小数点演算。
- 命令の最後のpsは、4つのパックド単精度浮動小数点演算。
SSE3で追加された新命令は、次の通りである。
- FPU
- ロード(整数)
- ロード、転送、複製(浮動小数点)
- movshdup
- movsldup
- movddup
- 加算と減算(浮動小数点)
- 水平加算(浮動小数点)
- 水平減算(浮動小数点)
- スレッド同期化
再検索