Pentium 4
読み:ペンティアムフォー
外語:Pentium 4

 IntelIA-32/NetBurstマイクロアーキテクチャーの製品の一つ。同社のPentium IIIの後継にあたる製品。2000(平成12)年6月28日に正式発表された。
目次

開発コードネーム
 
  1. Willamette(ウィラメット) 180nm
  2. Northwood(ノースウッド) 130nm
  3. Prescott(プレスコット) 90nm
  4. (Tejas(テハス)) 90nm (キャンセルされ、製品化されていない)
  5. Smithfield(スミスフィールド) デュアルコア
  6. CedarMill(シーダミル) 65nm (シングルコア、Prescott 2Mの65nm版)

特徴

仕様

設計
 Pentium ProからPentium IIIまでは俗にP6と呼ばれるアーキテクチャーを利用していたが、Pentium 4ではNetBurstと呼ばれるアーキテクチャーを利用している。
 簡単に言えば、クロック周波数の向上「だけ」を目指した設計のアーキテクチャーで、その代償として発熱量が莫大になり、巨大な冷却装置が必要となった。
 ちなみに2.66GHz版の最大消費電力は82.2Wだそうである。

性能
 従来のPentium IIIに対してハイパーパイプライン、整数演算ユニットの倍速クロック動作、トレースキャッシュ等が拡張されている点が特徴。
 命令は従来のx86命令と完全上位互換で、さらにPentium IIIで追加されたSSE命令が拡張され、浮動小数点演算がサポートされるようになった(SSE2SSE3)。

最適化
 CPUのパイプライン段数など、基本的なアーキテクチャーがPentium IIIとは大きく異なっている。
 最高性能を実現するためにはアプリケーション自体がPentium 4に最適化される必要がある。具体的にはプログラムを再コンパイルする必要がある。

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