Katmai
読み:カトマイ
外語:Katmai

 IntelIA-32(x86)プロセッサーのうち、第六世代に属するPentium IIIの、初代プロセッサーコアの開発コードネーム。
目次

概要

変更点
 Pentium IIの第二世代コアDeschutes(デシューツ)の後継コアとして作られた。
 Deschutesと同様に0.25μmプロセスルールで製造された。SC242(Slot 1)である点も変更がない。
 Deschutesとの最大の違いは、SSE(ストリーミングSIMD拡張命令)が搭載されたことである。

後継との混在
 0.25μmプロセスルールのいわゆる「古いPentium III」である。後継の0.18μmプロセスルールコアCoppermine版Pentium III登場後は、両者が混在した。
 その上、同じクロック周波数の製品が混在したことから、Katmaiと新Coppermineが混在する場合、Coppermine版にはEを付けて表現した。例えばPentium III 500E MHz、と表現された。

特徴

仕様表
 型番は「80525」である。これはTannerと同じである。
項目特徴
マイクロアーキテクチャーP6マイクロアーキテクチャ
コアのクロック周波数450〜600MHz
FSBクロック 
最大バス帯域幅 
1次命令キャッシュ16Kiバイト
1次データキャッシュ16Kiバイト
2次キャッシュ512Kiバイト(オフダイ)
製造プロセスルール0.25μm
ダイサイズ 
集積トランジスタ数 
動作電圧 
 主な対応機能に、次のようなものがある。

プラットフォーム

チップセット

後継
 後継コアはCoppermine(カッパーマイン)である。

語源
 語源は地名で、アメリカ・アラスカ州のアラスカ半島にある火山「カトマイ山」や、その火山を中心とする公園「カトマイ国立公園 」から。

再検索