K75
読み:ケイななご
外語:K75
アルミニウム配線0.18μmプロセスルール版の、第二世代Athlonのコードネーム。AMDの第7世代x86互換プロセッサーコアで、K7の後継。基本的なスペックはK7と変わらないが、K7より発熱と消費電力を抑え、K7以上に高速動作が可能となった。
K7と同様に9命令が同時投入できるスーパースケーラー構造のプロセッサーで、(正式発表レベルで)世界で最初(2000(平成12)年3月6日)の動作周波数1GHzを実現したx86互換プロセッサーである。Intel Pentium IIIの1GHz版発表(3月8日)を狙って、その2日前に現物を搭載した実機を交えて発表が行なわれた。
128Kiバイトの1次キャッシュがコアに内蔵(オンダイ)されている。2次キャッシュもオンダイではないが512Kiバイト以上と大容量が搭載されている。これらはK7と同様。異なるのは2次キャッシュがCPUクロックの2/5〜1/3の速度でしか動作しない点である。
マルチメディア命令はEnhanced 3DNow!に対応。
システムバスにはK7と同様にEV6バスが採用されている。動作クロックは550MHz〜1GHz。
K75の後継コアはThunderbirdである。
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