H-IIAロケット35号機
読み:エイチトゥーエイ-ロケット-さんじゅうごごうき
外語:H-IIA F35: H-IIA Launch Vehicle No.35
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
(かつての
NASDA
)により開発された
H-IIAロケット
の35号機で、本番 第33号機。
目次
概要
諸元
ロケットの仕様
ペイロード(積載物)
打ち上げ
計画
目的
沿革
概要
H-IIAロケットの第35号機であり、日本の大型液体燃料ロケット第72号機である。
「H-IIA・F35」とも呼ばれる。
2017(平成29)年8月19日に
種子島宇宙センター大型ロケット発射場
より打ち上げられた。
諸元
ロケットの仕様
形式:
H-IIA202
一段目:
LE-7A
(
液水液酸エンジン
)
二段目:
LE-5B-2
(液水液酸エンジン)
一段目固体ロケットブースター:
SRB-A3
×2基
フェアリング
4m径フェアリング (4S)
ペイロード(積載物)
みちびき3号機(準天頂衛星)
ピギーバック衛星は無いようである。
打ち上げ
計画
打ち上げは、2017(平成29)年8月11日09:20(@055)頃とされ、予備期間は8月12日〜9月30日が予定されていた。
8月9日に悪天候のため1日延期が発表され、更に8月12日にロケットの推進系統に確認を必要とする事項が生じたため再延期が発表された。
8月16日に、8月19日打ち上げを再発表。
8月17日に、打ち上げは、2017(平成29)年8月19日14:29:00(@270)とされ、打ち上げに成功した。予備期間は8月20日〜9月30日が設定された。
目的
GPS
を補完するための日本の準天頂衛星システムは4機体制が計画されており、3機目の衛星を打ち上げるものである。
計画では、2017(平成29)年度中に4号機まで全て打ち上げ、2018(平成30)年度中に4機体制でのサービス開始が目標とされている。
沿革
以下は全て計画。
2017(平成29)年8月19日14:29:00(@270): リフトオフ
X+1分48秒: 固体ロケットブースター(SRB-A) 燃焼終了
X+2分6秒: 固体ロケットブースター(SRB-A) 第1ペア分離
X+2分9秒: 固体ロケットブースター(SRB-A) 第2ペア分離
X+3分45秒: 衛星フェアリング 分離
X+6分38秒: 第1段主エンジン燃焼停止(MECO)
X+6分46秒: 第1段・第2段 分離
X+6分52秒: 第2段エンジン第1回始動(SEIG1)
X+11分23秒: 第2段エンジン第1回燃焼停止(SECO1)
X+23分39秒: 第2段エンジン第2回始動(SEIG2)
X+27分49秒: 第2段エンジン第2回燃焼停止(SECO2)
X+28分40秒: 「みちびき3号機」分離、打ち上げ成功
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