H-IIAロケット30号機
読み:エイチトゥーエイ-ロケット-さんじゅうごうき
外語:H-IIA F30: H-IIA Launch Vehicle No.30
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
(かつての
NASDA
)により開発された
H-IIAロケット
の30号機で、本番 第28号機。
目次
概要
諸元
ロケットの仕様
ペイロード(積載物)
打ち上げ
気象
計画
沿革
概要
H-IIAロケットの第30号機であり、日本の大型液体燃料ロケット第66号機である。
「H-IIA・F30」とも呼ばれる。
2016(平成28)年2月17日に
種子島宇宙センター大型ロケット発射場
の第1射点より発射方位角104°で打ち上げられ、成功した。
諸元
ロケットの仕様
形式:
H-IIA202
一段目:
LE-7A
(
液水液酸エンジン
)
二段目:
LE-5B-2
(液水液酸エンジン)
一段目固体ロケットブースター:
SRB-A3
×2基
フェアリング
4m径フェアリング (4S)
ペイロード(積載物)
第26号科学衛星「
ひとみ
」(ASTRO-H) X線天文衛星
ピギーバック衛星(小型副衛星)
ChubuSat-2
ChubuSat-3
鳳龍四号
米国商業超小型衛星 衛星群 (計8機の超小型衛星搭載)
打ち上げ
気象
ロケット打ち上げ時の天候は晴れ、北西の風5.1m/s(4m/cBeat)、
気温
10.9℃であった。
計画
打ち上げは、2016(平成28)年2月12日17:45(@406)、打ち上げ予定時間帯は17:45〜18:30とされていた。しかし天候悪化のため、前日に延期が決定された。
再決定された2月17日は天候も良く、無事に打ち上げに成功した。
なお、予備期間は2月13日〜2月29日が予定されていた。
沿革
以下は全て計画値。
2016(平成28)年2月17日17:45:00(@406): リフトオフ
X+1分39秒: 固体ロケットブースター(SRB-A) 燃焼終了
X+1分48秒: 固体ロケットブースター(SRB-A) 分離
X+4分15秒: 衛星フェアリング 分離
X+6分38秒: 第1段主エンジン燃焼停止(MECO)
X+6分46秒: 第1段・第2段 分離
X+6分52秒: 第2段エンジン第1回始動(SEIG)
X+13分24秒: 第2段エンジン第1回燃焼停止(SECO)
X+14分14秒: ASTRO-H分離、打ち上げ成功
X+22分34秒: ChubuSat-2 分離
X+27分34秒: ChubuSat-3 分離
X+32分34秒: 鳳龍四号 分離
X+37分34秒: 米国商業超小型衛星分離開始
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