H-IIAロケット23号機
読み:エイチトゥーエイ-ロケット-にじゅうさんごうき
外語:H-IIA F23: H-IIA Launch Vehicle No.23
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
(かつての
NASDA
)により開発された
H-IIAロケット
の23号機で、本番 第21号機。
目次
概要
諸元
ロケットの仕様
ペイロード(積載物)
打ち上げ
気象
計画
沿革
概要
H-IIAロケットの第23号機であり、日本の大型液体燃料ロケット第58号機である。
「H-IIA・F23」とも呼ばれる。
2014(平成26)年2月28日に
種子島宇宙センター大型ロケット発射場
より打ち上げられた。
諸元
ロケットの仕様
形式:
H-IIA202
一段目:
LE-7A
(
液水液酸エンジン
)
二段目:
LE-5B-2
(液水液酸エンジン)
一段目固体ロケットブースター:
SRB-A3
×2基
フェアリング
4m径フェアリング (4S)
ペイロード(積載物)
全球降水観測計画主衛星(GPM主衛星)
ピギーバック衛星
可視光通信実験衛星 ShindaiSat (信州大学)
STARS-II (香川大学)
微生物観察衛星 TeikyoSat-3 (帝京大学)
ITF-1 (筑波大学)
OPUSAT (大阪府立大学)
芸術衛星 INVADER (多摩美術大学)
KSAT2 (鹿児島大学)
打ち上げ
気象
ロケット打ち上げ時の天候は晴れ、北西の風3.1m/s(3m/cBeat)、
気温
14.1℃であった。
計画
打ち上げは2014(平成26)年2月28日、予備期間は3月1日〜3月31日だった。
時間帯は、予備期間含めて03:07〜05:07で計画されている。
2014(平成26)年2月26日、打ち上げ日時が2014(平成26)年2月28日03:37(
27日
@817)、打ち上げ時間帯は03:37〜04:37と発表された。予備期間中の打ち上げについては前述の時間帯の中から再設定される。
天候もよく、延期なく予定通り打ち上げられた。
沿革
時間は実測値で、詳細データ評価前の速報値である。
2014(平成26)年2月28日03:37(
27日
@817): リフトオフ
X+1分34秒: 固体ロケットブースター(SRB-A) 燃焼終了
X+1分48秒: 固体ロケットブースター(SRB-A) 分離
X+4分17秒: 衛星フェアリング 分離
X+6分47秒: 第1段主エンジン燃焼停止(MECO)
X+6分55秒: 第1段・第2段 分離
X+7分4秒: 第2段エンジン推力立上がり(SELI)
X+15分6秒: 第2段エンジン燃焼停止(SECO)
X+15分57秒: 「GPM主衛星」分離、打ち上げ成功
以下は実測値ではなく、当初計画にあった時間。実測値は不明。
X+24分9秒: 小型副衛星「ShindaiSat」分離
X+28分19秒: 小型副衛星「STARS-II」分離
X+32分29秒: 小型副衛星「TeikyoSat-3」分離
X+36分39秒: 小型副衛星「ITF-1」分離
X+37分59秒: 小型副衛星「OPUSAT」分離
X+39分19秒: 小型副衛星「INVADER」分離
X+40分39秒: 小型副衛星「KSAT2」分離
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