H-IIAロケット42号機
読み:エイチトゥーエイ-ロケット-よんじゅうにごうき
外語:H-IIA F42: H-IIA Launch Vehicle No.42
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
(かつての
NASDA
)により開発された
H-IIAロケット
の42号機で、本番 第40号機。
目次
概要
諸元
ロケットの仕様
ペイロード(積載物)
特徴
打ち上げ
気象
計画
沿革
概要
H-IIAロケットの第42号機であり、日本の大型液体燃料ロケット第82号機である。
「H-IIA・F42」とも呼ばれる。
2020(令和2)年7月に
種子島宇宙センター大型ロケット発射場
より打ち上げられ、成功した。
諸元
ロケットの仕様
形式:
H-IIA202
(推定、以下同)
一段目:
LE-7A
(
液水液酸エンジン
)
二段目:
LE-5B-2
(液水液酸エンジン)
一段目固体ロケットブースター:
SRB-A3
×2基
フェアリング
4m径フェアリング (4S)
ペイロード(積載物)
Hope (ホープ) アラブ首長国連邦(UAE) ドバイ政府宇宙機関MBRSCの火星探査機
特徴
海外から受注した商業打ち上げのロケットで、三菱重工業が海外から受注した人工衛星をH-IIAロケットで打ち上げるのは今回で4回目となる。
火星探査機の打ち上げであり火星方向に向けて
第二宇宙速度
を達成する必要があるため、第2段エンジンは一旦停止したのち2回目の燃焼で推力を上げた後、探査機を切り離した。
打ち上げ
気象
ロケット打ち上げ時の天候は晴れ。
計画
当初予定では、打ち上げは2020(令和2)年7月15日05:21:27(
14日
@889)、予備期間は7月16日〜8月13日が予定されていた。
7月14日、前日及び当日の天候悪化が予測されたため延期され、打ち上げは2020(令和2)年7月20日06:58:14(
19日
@957)とした。そしてこの日に打ち上げられ、成功した。
沿革
以下は全て計画。
2020(令和2)年7月20日06:58:14(
19日
@957): リフトオフ
X+1分31秒: 固体ロケットブースター(SRB-A) 燃焼終了
X+1分46秒: 固体ロケットブースター(SRB-A) 分離
X+4分6秒: 衛星フェアリング 分離
X+6分34秒: 第1段主エンジン燃焼停止(MECO)
X+6分42秒: 第1段・第2段 分離
X+6分52秒: 第2段エンジン第1回推力立ち上がり(SELI1)
X+11分21秒: 第2段エンジン第1回燃焼停止(SECO1)
X+52分3秒: 第2段エンジン第2回推力立ち上がり(SELI2)
X+55分55秒: 第2段エンジン第2回燃焼停止(SECO2)
X+56分56秒: 「HOPE」分離、打ち上げ成功
再検索