H-IIAロケット12号機
読み:エイチトゥーエイ-ロケット-じゅうにごうき
外語:H-IIA F12: H-IIA Launch Vehicle No.12
宇宙航空研究開発機構(JAXA)
(かつての
NASDA
)により開発された
H-IIAロケット
の12号機であり、本番 第10号機。
目次
概要
諸元
ロケットの仕様
ペイロード(積載物)
打ち上げ
気象
計画
情報
同型のロケット
中継
概要
H-IIAロケット
の第12号機であり、日本の大型液体燃料ロケット第43号機である。
「H-IIA・F12」とも呼ばれる。
2007(平成19)年2月24日13:41(@236)に
種子島宇宙センター大型ロケット発射場
より、打ち上げられ、成功した。
諸元
ロケットの仕様
形式:
H-IIA2024
一段目:
LE-7A
(
液水液酸エンジン
)
二段目:
LE-5B
(液水液酸エンジン)
一段目固体ロケットブースター:
SRB-A改良型
×2基
一段目固体補助ロケット:
SSB
×4基
ペイロード(積載物)
情報収集衛星
レーダー2号機
情報収集衛星 光学3号機実証衛星
打ち上げ
気象
ロケット打ち上げ時の天候は晴れ、北東の風5.4m/s(5m/cBeat)、
気温
15.4℃であった。
計画
悪天候が続き3度延期され、ようやく打ち上がった。
2007(平成19)年2月15日: 当初予定
2007(平成19)年2月16日: 延期一回目
2007(平成19)年2月22日: 延期二回目
2007(平成19)年2月24日: 延期三回目、打ち上げ成功
2006(平成18)年12月25日に、2007(平成19)年2月15日に打ち上げる旨発表された。予備期間は2月16日〜2月28日で、打ち上げ時刻は12:00〜15:00(日本時間標準時)とされた。
しかし2月13日、
Y-0
において天候悪化が予想されるとして、2月16日に延期の旨が発表された。
そして2月16日、射場近辺に規定以上の氷結層を含む雲が観測され、回復の見込みがないため延期となった。射点に移動し燃料の充填も終わってからであったため、延期費用は6000万円近いコストが掛かったと見られている。世界最高峰の日本のロケット技術と言えども、自然には勝てないのである。
また衛星の特徴から、
特定アジア
の工作員が破壊工作をする可能性が高い(関係は定かではないが、情報収集衛星2号機を搭載した
H-IIAロケット6号機
は打ち上げに失敗している)ことから、都度、部外者を排除して再チェックする必要があり、コストが掛かると思われる。
20日になり22日を発表したが、21日になり天候不良が予測されるため、天候回復傾向にある2月24日が新たに発表された。
情報
同型のロケット
H-IIA2024
のロケットは、他に以下がある。
H-IIAロケット試験機2号機
(
つばさ
など)
H-IIAロケット3号機
(
こだま
、
USERS
)
H-IIAロケット5号機
(
情報収集衛星
)
H-IIAロケット6号機
(情報収集衛星)
H-IIAロケット9号機
(
運輸多目的衛星
ひまわり7号
)
H-IIAロケット14号機
(超高速インターネット衛星)
中継
打ち上げられる情報収集衛星は事実上の軍事衛星であるため、打ち上げに際してネットでの中継等は行なわれなかった。
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