H-IIAロケット4号機
読み:エイチトゥーエイ-ロケット-よんごうき
外語:H-IIA F4: H-IIA Launch Vehicle No.4
宇宙開発事業団(
NASDA
、後の
JAXA
)により開発された
H-IIAロケット
の本番 第2号機。
目次
概要
諸元
ロケットの仕様
ペイロード(積載物)
打ち上げ
気象
計画
衛星投入
情報
同型のロケット
新フェアリング
概要
H-IIAロケット
の第4号機であり、日本の大型液体燃料ロケット第35号機である。
「H-IIA・F4」とも呼ばれる。
2002(平成14)年12月14日10:31(@104)に
種子島宇宙センター大型ロケット発射場
より発射方位角122°で発射された。
諸元
ロケットの仕様
形式:
H-IIA202
一段目:
LE-7A
(
液水液酸エンジン
)
二段目:
LE-5B
(液水液酸エンジン)
一段目固体ロケットブースター:
SRB-A
×2基
フェアリング
5m径フェアリング (5S)
ペイロード(積載物)
環境観測技術衛星(
みどりII
)
ピギーバック衛星
μ-LabSat
WEOS
FedSat
打ち上げ
気象
ロケット打ち上げ時の天候は晴れ、北東の風3.7m/s(3m/cBeat)、
気温
は14.6℃だった。
計画
今回は、打ち上げ目的である環境観測技術衛星
みどりII
(
ADEOS-II
)に加え、3個のピギーバック衛星(
μ-LabSat
、
WEOS
、
FedSat
)を搭載した。
打ち上げ価格中、ロケット側コストは94億円とされている。
衛星投入
発射後、約16分31秒後に、みどりII(ADEOS-II)の分離を確認した。
打ち上げ約1時間後の2002(平成14)年12月14日11:33(@147)にフランス国立宇宙研究センター(CNES)の追跡局(仏領ギアナのクールー局)からの信号によって
太陽電池
パドルの展開が終了したことを確認した。
また打ち上げ31〜35分後にはピギーバック衛星を順次予定軌道に投入した。
情報
同型のロケット
H-IIA202
のロケットは、他に以下がある。
H-IIAロケット試験機1号機
H-IIAロケット10号機
(
情報収集衛星
光学2号機)
H-IIAロケット15号機
(
いぶき
)
H-IIAロケット16号機
(情報収集衛星 光学3号機)
新フェアリング
試験機2号機と3号機では固体補助ロケット
SSB
を4本使用していたが、今回はSRB×2のみで、試験機1号機と同様にSSBを使用しない
H-IIA202
だった。
但し衛星
フェアリング
は
直径
5mの「5S型」(ロケットの径は直径4m)が使用されているため外見は異なり、一見、ツクシのような風貌となっている。
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