GCIRS 13E
読み:じーしーあいあーるえす-じゅうさんいー
外語:GCIRS 13E
いて座
に見られ、
銀河中心
である
いて座A
*
の近傍にある赤外線源であり星団の一つ。
目次
情報
基本情報
物理的情報
主なカタログ番号
特徴
軌道
名称
由来
中間質量ブラックホール
情報
基本情報
座標(2000年分点)
赤経
: 17h 45m 39.73s (ICRS)(SIMBAD)
赤緯
: -29°00′29.7″ (ICRS)(SIMBAD)
銀経
: 359.94329° (SIMBAD)
銀緯
: -0.04543 (SIMBAD)
所属
星座
:
いて座
主星:
いて座A
*
領域:
いて座A
階層:
局部超銀河団
→
局部銀河群
→
銀河系
→
いて座A
→GCIRS 13E
距離: 約2万6000光年 (約8000pc)
実視等級
(V): ‐
物理的情報
星数: 7以上
規模
半径
: (該当資料なし)
質量
: (該当資料なし)
光度
: (該当資料なし)
年齢: (該当資料なし)
主なカタログ番号
GCIRS 13E
WR 101f
特徴
軌道
いて座A
*
からの距離は約3光年で、公転周期は約4万年。
名称
GCIRS 13Eは、銀河系中心にある赤外線源の13番目の東側(E)を意味している。元々は単一の天体としてGCIRS 13とされたが、その後、東のGCIRS 13Eと、西のGCIRS 13Wに分離された。
GCIRS 13Eは恐らく連星として確認され、強い
輝線スペクトル
から
ウォルフ・ライエ星
と判断されWR 101fという名も付けられた。しかしその後、これは星団と判明し、少なくとも7個のO型星やウォルフ・ライエ星などに分けられた。
GCIRS 13E1 (青色超巨星)
GCIRS 13E2 (ウォルフ・ライエ星)
GCIRS 13E3 (連星)
GCIRS 13E3c (赤外線源)
GCIRS 13E3N (赤外線源)
GCIRS 13E4 (ウォルフ・ライエ星)
GCIRS 13E5 (赤外線源)
GCIRS 13E6 (O型星)
現在では、更に多くの星の識別に成功しているという。
由来
GCIRS 13Eは少数の大質量星が支配する小さな星団である。
大質量星は
超大質量ブラックホール
の至近では形成できないと考えられている。また大質量星は寿命が短いため、それらの条件を加味した結果、およそ60光年の距離で誕生し、これが銀河中心ブラックホールいて座A
*
の重力で引き寄せられ、1000万年以内に現在の位置に到達した、とされている。
また、この星団は元々はより重い星を含む球状星団だった、とする仮説もある。
中間質量ブラックホール
星団の中心に、太陽質量の1300倍の
中間質量ブラックホール
があるとする仮説がある。
一方で、星団の動きなどからこれを否定する説もあり、決着は付いていない。
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