食べ過ぎは体に良くない
読み:たべすぎはからだによくない
外語:eating too much is bad for health

 良くある定型文の一つ。主語に食品をあて、「○○の食べ過ぎは体に良くない」のように使う。
目次

概論
 そもそも、食べ過ぎて体に良いものが、何か一つでもあるのだろうか。
 この世のものに、毒性が無いものは一つたりとも存在しない。日常口にするものもそうであり、飲まねば死んでしまうや、吸わねば死んでしまう酸素にしても、過剰に摂れば有毒である。
 一般的な食品も同様で、全ての食べ物には致死量が存在する。
 「食べ過ぎは体に良くない」という言葉は根本的に間違っており、どんなものでも、一度に大量に食べたり飲んだりすれば有毒なのである。

特徴

砂糖
 甘くて美味しいものでも、食べ過ぎれば肥満や生活習慣病を罹患することになる。
 その甘味の代表は砂糖だが、菓子には欠かせない砂糖にも致死量は存在し、砂糖をモリモリ食べればいずれ死亡するだろう。但し、その致死量は体重60kgで900gと見積もられている。
 しかし、その砂糖は脳の主要な栄養源であり、摂らなすぎも不健康である。

食塩
 塩分の摂りすぎが体に悪いこともよく知られるが、摂らなすぎも体に悪い。何事も、バランスが重要である。
 食塩の致死量は、成人で200g程度とされる。
 成人で一日所要量は1.3g(ナトリウムで0.5g)程度で、日本では健康のためには1日10g(ナトリウムで3.9g)以下にすることが望ましいとされる。

合成着色料
 宗教的に忌避されるタール色素などの合成着色料だが、致死量はかなり多い量で、実は安全性が高い。
 夏向けの入浴剤で真っ青なものに使われるなど、自然には殆どない「青」の着色料「青色1号」を例にすると、人間の推定致死量は200g〜300g程度と見積もられている。
 発がん性の報告なども、日常では有り得ないほど大量に使った場合、つまり「食べ過ぎは体に良くない」くらい使った場合にわずかに見られるような例が多く、砂糖や食塩並に安全性が高いものが多いのである。

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