降着円盤
読み:こうちゃくえんばん
ブラックホール、白色矮星、中性子星といった高密度星に落ち込もうとするチリやガスなどが、その天体の周囲に作る円盤のこと。
概要
その中心にある重い天体に対し物質が落ち込もうとする時、いきなり落ちるのではなく周囲を公転する角運動量を持ち、周囲を公転しながら徐々に落下する構造を作る。これが降着円盤である。
その物質は互いの摩擦で高温となり、やがて電離しプラズマになる。プラズマが降着円盤として中心天体の周囲を回転することになり、これによって強い磁場が作られる。その磁場と回転により生じる磁気遠心力、あるいは回転によってねじられた磁場が作る磁気圧により、物質は加速され宇宙ジェットを噴出することがある。
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