辛ラーメン
読み:しんラーメン

 南鮮で販売され、日本にも輸出されているインスタントラーメン製品。メーカーは「農心」。
目次

概要
 辛いだけで旨味が全くなく、日本では非常に不味いラーメンとして知られる。
 東日本大震災後、食料不足で買占めが横行し、日本中から白い目で見られた関東ですら、この製品は大量に売れ残った。
 「袋」と「カップ」があるが、どちらも不味い。「出汁」というものを知らない文化圏の者が、ラーメンというものを理解しないまま、形だけ真似した劣化品だからである。

特徴

価格等
 本当にまずいラーメンだが、セール品の国産ラーメンより価格は高い。
 叩き売りの時には若干安くなるため、この時だけは価格だけで売れているようである。

風味
 この製品は、味付けが論外であるのみならず、「」が明らかにおかしい。辛いだけで旨味の全くない単調なスープに、風化したゴムのような麺が入っている。
 麺を揚げた油の甘みはあるが、スープ自体は辛いだけで本当に何の旨味もない。辛さを重視した製品としては日本には日清の「とんがらし麺」が対抗としてあるが、こちらは国産なだけはあり、きちんと旨味がある。但し辛さは足りない。
 しかしこれでも、南鮮のラーメンとしては一番とも言える程度に美味しい方である。
 朝鮮料理は、そもそも出汁を取るという文化がない。出汁なくしてラーメンのスープを作ることは不可能であり、従って美味いラーメンなど作りようがないということである。
 朝鮮料理は辛ければそれで良い傾向にあるが、そもそも辛味味覚ではない。素材の味を大事にして、もっと丁寧に作らなければ、まともな料理にはならない。

キムチ味
 元々が充分に辛いので、これでキムチ味だったのかと思われたが、そうではなかった。
 2010(平成22)年7月、日本限定でキムチ味のカップ「辛ラーメン キムチ」が販売開始された。

補足

毒性

重金属混入
 台湾紙「今週刊」は2013(平成25)年11月13日、同年10月と11月に複数メーカーの即席ラーメンの調味料の袋から銅、鉛、砒素、水銀などの重金属が検出されたと報じている。
 支那や南鮮、あるいはフランスのカルフールなどで購入された幾つかの製品が調査された。うち辛ラーメンからは、砒素が検出されたとし、調査した7サンプル中、最も砒素の含有量が最も高かったのは辛ラーメンで0.532ppmだったとした。
 重金属を故意に入れても無意味であるので、恐らくは南鮮の水道水自体が重金属に汚染されており、その水を使って調理したためラーメンも重金属に汚染されたものと推定されている。

北朝鮮は食べない?
 2012(平成24)年、大規模な水害に見舞われた北朝鮮に対し南鮮は、300万個のインスタントラーメン(恐らくは辛ラーメン)を提供するとしたが、北朝鮮側は「不要」として受け取りを拒否した。更に朝鮮赤十字会報道官は「つまらない物資を入れて冒涜した」と不満を発表した。
 この一件から、辛ラーメンは北朝鮮ですら食べない、という誤解が広まったが、実際はそうではない。
 受け取りを拒否したのは、ラーメン自体が気に入らなかったのではなく、南側の恩着せがましい態度に不快感を感じたからである。
 北朝鮮が辛ラーメンを食べないというのは誤解であり、実際、2010(平成22)年には平壌の国営商店でも販売されていることが確認されている。

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