大麻
読み:たいま
外語:hemp

 ソフトドラッグの一つ。のうち有効成分テトラヒドロカンナビノール(THC)を多く含む品種のこと。
目次

概要

使用法
 乾燥させたものをマリフアナ、圧縮した樹脂などをハッシシという。
 喫煙や食して用いられる。
 摂取すると感覚の変化(多幸感)が現われる。麻薬とは違い、幻覚やフラッシュバックなどは見られない。

依存性
 大麻の使用による身体依存(禁断症状など)はない。
 定期的な使用による若干の精神依存はあるが、使用を止められなくなるということは稀である。
 また、その習慣性はコーヒーと同程度である。

薬効と害
 大麻は生薬として、緑内障、胃痛などの効能があるとされている。
 大麻の特徴でもある陶酔効果については、2時間〜3時間程度、作用が持続する。
 重大な有害作用に関する生物学的影響については、殆ど立証されていない。
 喫煙によって摂取するので、煙草と同程度に肺機能や気管支への影響を及ぼす可能性があるが、その程度は現時点では不明である。
 煙草とは違って大麻は一日に何度も吸うものではないため、煙に伴う一服あたりの毒性が煙草と同程度あったとしても、身体に影響を及ぼすには長期間が必要ではないかと見込まれる。
 それでも肺を大切にしたい人は吸うべきではない。

運動能力
 大麻が効いている間は、運動能力に影響を与える。
 大麻影響下にある状態で車の運転や重機類の操作はすべきでない。

禁忌
 精神分裂病様症状のある者、妊娠・授乳期間中の者は使用は避けるべきであるとされている。

特徴

成分
 大麻は生薬であり、様々な天然の成分を含む。
 その成分は数十種類にも及ぶことが分かっており、それらを総称して「カンナビノイド」という。
 カンナビノイドは、有機物を構成する主要元素4種類(CHON)のうちN(窒素)を含まないため、アルカロイドには分類されない。
 カンナビノイドのうち、主要な三大成分は次とされている。
 このうち、大麻を特徴づける陶酔効果をもたらすのは、THC(テトラヒドロカンナビノール)であるが、成分の比率によって効能には差が生じる。

毒性と危険性
 毒性は決してゼロではない。この世に、毒性のない物質は存在しない。
 大麻を使えば健康をある程度害することは紛れもない事実であるが、それがどの程度であるかはなお未知である。これまで、規制する国が多くあり長く研究されておらず(できず)、近年研究の遡上に上がったばかりである。
 従って大麻を摂取するかどうかは、大麻によって得られる陶酔効果の精神的プラス面と健康被害という肉体的マイナス面を天秤にかけ、効果のほうが得るものが多いと判断される場合になされるべきである。
 これまでの実績では、大麻で廃人になったという人はいない。覚醒剤や麻薬とは異なる。
 近年、大阪大学大学院・医学系研究科解剖学講座の木村文隆准教授を中心とする研究グループの研究によると、マウス実験で、脳の神経細胞を構築する際にカンナビノイド「に似た物質」が放出され、余分なシナプスを刈り取ることで正確に神経回路を構築することが判明した、カンナビノイドも脳の神経を刈り取る危険がある、などとしている。これによって大麻無害説を否定しているが、この研究ではカンナビノイドそのものを通常使用量摂取して脳に悪影響があるかどうかは全く立証していない。
 また、薬物の危険性は致死量で決まるが、そもそも大麻に致死量は設定されておらず、危険性は一般の食品と同等である。

日本
 嗜好品としての大麻が普及しているオランダやアメリカの事情をみても、大麻程度のソフトドラッグなら酒や煙草と大差なく、解禁してもマフィアの資金源を減らすだけで、実害は殆ど無いようである。
 にも関わらず日本が戦後、麻を麻薬と同レベルに規制するようになったのは、GHQ(アメリカ)により占領された際にそのアメリカで大麻が非合法だったからという単純な理由による。
 GHQが日本でも大麻を規制した理由は複数あるが、生育が早く安価な天然麻繊維に対抗し合成繊維を売りたかったアメリカ石油業界の圧力や、大麻は日本の神道でも使われている野草であるがこれを排斥することで日本の伝統文化を解体し日本を滅ぼすことを目的にしたとも言われている。そのため、大麻を規制しながら同時にヒロポンなどよりたちの悪い覚醒剤を合法的に普及させつつ、大麻の毒性について嘘までついて日本国民を騙し洗脳したのである。

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