光源
読み:こうげん
外語:Light sources
光
を放つ物体や機器。
目次
概要
特徴
分類
補足
種類
電気によるもの
温度放射光源
放電発光光源
電界発光光源
核融合反応によるもの
化学反応によるもの
波長による分類
概要
光源には、自発的に光るもの(
恒星
)と、人工的に作られたもの(電灯など)とがある。
様々な
エネルギー
を、
光子
として放出することで光となる。
なお、月のように、他の光源(太陽)からの光を反射するものは、文学的その他では光源であっても、科学的には光源とは言わない。
以降は、特に注記がないものは電気エネルギーを光に変えるための人工的な光源について説明する。
特徴
分類
電気エネルギーを用いた光源は、主に次の三種類に分類される。
温度放射光源
‐
フィラメント
の発熱に伴って発光する光源
放電発光光源
‐ ガスを充填した管内で
アーク放電
を起こして発光させる光源
電界発光光源
‐ 電圧を加えると発光する性質をもつ物質を使った光源
電気エネルギーをいかに効率的に光に変えられるかを示す数値が「発光効率」であり、発光効率が良い光源ほど、省エネに繋がる。
例えば温度放射光源である白熱電球は入力された電気エネルギーの90%程度が熱として失われるため、常用されている照明用光源の中では最も発光効率が悪い。
補足
蛍光管は、白熱電球よりも寿命が5倍以上あり、発光効率も3倍以上ある。
放電発光光源の点灯回路には、放電を安定化させるための安定器が必要になる。ただし安定器(
コイル
)は
力率
を低下させる。
ナトリウムランプは橙色の発光であり日常用途には向かないが、トンネル内や濃霧での照明には適している。
種類
電気によるもの
温度放射光源
白熱電球
放電発光光源
蛍光灯
外部電極管(EEFL)
冷陰極管(CCFL)
ハイブリッド電極蛍光管(HEFL)
電球形蛍光灯
放電灯(放電管)
グロー灯
点灯管
(グローランプ)
ネオン管
アーク灯
キセノンランプ
HID
水銀灯
ナトリウムランプ
メタルハライドランプ(金属ハライドランプ)
電界発光光源
発光ダイオード
(LED)
LED電球
冷陰極管(FL)
エレクトロルミネンス(EL)
核融合反応によるもの
恒星
太陽
化学反応によるもの
燐光
蛍の光
可燃物の燃焼
木材、布
油、蝋
ガス
波長による分類
コヒーレント光源
インコヒーレント光源
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