三端子レギュレーター
読み:さんたんしレギュレーター
主に、シリーズレギュレーターと呼ばれるリニアレギュレーター(DC-DCコンバーター)の回路を納めた電源用集積回路のこと。
特徴
見掛けは小〜中出力用トランジスタと似たような外形で、三本足であることからこう呼ばれる。
主にACアダプター電源の安定化や、電子回路やオーディオ機器の内部電源安定化などに利用されている。
機能
VIN、VOUT、GNDの3端子から構成され、VINに高い電圧を供給すると、VOUT端子から一定の電圧を出力する。
この時VIN>VOUTの関係が保たれるのであれば、VIN電圧の変動はVOUT側に影響を与えないため、安定した電圧供給ができる。
供給電流に比例して発熱が大きくなるため放熱板をつけて使用するのはパワートランジスタとほぼ同様である。
用途
最近はパソコンのマザーボードで、+5Vを降圧して希望の電圧を作るような用途にも用いられている。
ただ、三端子レギュレータはあまり大電流の用途には使えない。ごく一部を除き、通常は1A程度のTO-220程度のものが使われる。10A程度まで使えるものはTO-3タイプ。
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