DC-DCコンバーター
読み:ディースィーディースィーコンバーター
外語:DC-DC Converter
直訳すると直流(DC)を直流(DC)に変換する装置。より具体的には、直流(DC)で電圧を変換するための装置をいう。
概要
回路上にあるICなどの電子機器は、それぞれ動作可能な電圧の範囲が決まっている。このため、個々に見合った電圧を作り、供給する必要がある。
一方で、電源装置で供給する電圧については、それほど多くの種類がないことが多く、一種類ということも珍しくはない。その供給された電圧から必要な電圧を作るための装置がDC-DCコンバーターと呼ばれる電圧変換装置である。
特徴
方式
変換するための方式は幾つかあるが大きく二つがあり、目的に応じて使い分けられている。
電圧
入力された電圧と出力される電圧の違いから、次の二種類に分けられる。
- 降圧コンバーター: 元の電圧より低い電圧を作るもの
- 昇圧コンバーター: 元の電圧より高い電圧を作るもの
LDOなど多くのリニアレギュレーターは入力電圧よりも低い電圧を取り出す降圧型の動作しかできない代わり小型なものが広く普及している。対してスイッチングレギュレーターは大型になる代わり、降圧だけでなく昇圧、昇降圧、反転など、様々な(極性すら異なる)電圧を得ることができる。
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