三畳紀
読み:さんじょうき
外語:Triassic period
地球
の
地質時代
のうち、
中生代
の最初の紀。
目次
概要
特徴
大地と気候
生物進化
人類の祖先
前後
概要
約2億5217万年前から約2億130万年前までの間とされる。
この層は更に3層に細分できるため、「三畳紀」と呼ばれる。
古い時代から順に、次の7期に分けられ、前期・中期・後期で分類される。
前期 (約2億5217万年前〜約2億4720万年前)
インデュアン (約2億5217万年前〜約2億5120万年前)
オレネキアン (約2億5120万年前〜約2億4720万年前)
中期 (約2億4720万年前〜約2億3700万年前)
アニシアン (約2億4720万年前〜約2億4720万年前)
ラディニアン (約2億4720万年前〜約2億3700万年前)
後期 (約2億3700万年前〜約2億130万年前)
カーニアン (約2億3700万年前〜約2億2700万年前)
ノーニアン (約2億2700万年前〜約2億850万年前)
レーティアン (約2億850万年前〜約2億130万年前)
特徴
大地と気候
この頃の陸地は
パンゲア大陸
(あるいは超大陸パンゲア)と呼ばれ、全陸地が地続きであった。そのため、この時代の
生物
の化石が世界中で発掘される。
三畳紀は全体的に温暖あるいは高温の気候だった。三畳紀後期は気候も温暖湿潤となり、いわゆる「恐竜」が陸上に台頭するようになった。恐竜は時代とともに巨大化するが、この頃にも既にプラテオサウルスなどがおり、大型化の傾向が現われていた。
生物進化
海中では
アンモナイト
や二枚貝など、陸上は
両生類
、恐竜などの
爬虫類
が繁栄した。
植物はイチョウ類やソテツ類などの
裸子植物
が繁栄した。
人類の祖先
また、我々
人類
の遠い祖先にあたる原始哺乳類である「爬虫類型哺乳類」は、繁栄した両生類や爬虫類などの生物に押され、次第に数が減っていった。
爬虫類型哺乳類は、爬虫綱単弓亜綱「盤竜目」と「獣弓目」に別れ、うち獣弓目は「異歯亜目」と「獣歯亜目」に別れる。
このうち獣歯亜目が我々
哺乳類
の直系の祖先であるが、この頃はまだ爬虫綱であり、まだ産卵で子孫を残していた。
前後
(前)
古生代 ペルム紀
→
三畳紀
→
ジュラ紀
(後)
再検索