ワイパックス
読み:ワイパックス
外語:Wypax
ロラゼパム
を成分とする
マイナートランキライザー
(
抗不安薬
)。
ワイス社により開発された。現在は、製造販売がファイザー、販売は武田薬品工業。
目次
薬品の特徴
製品
効果・効能
成分・添加物
成分
添加物
規制区分
用法・用量
剤形
風味等
名称の由来
注意点
副作用など
薬品の特徴
製品
0.5mg錠は薬品コード1124 022F 1067、識別コードWPX 0.5。薬価7.30円/1錠。
1mg錠は薬品コード1124 022F 2071、識別コードWPX 1.0。薬価13.30円/1錠。
効果・効能
神経症、心身症(自律神経失調症、心臓神経症)に伴う身体兆候と、不安、緊張、抑鬱に効果がある。
抗不安効果は
デパス
よりも強いとされる。
成分・添加物
成分
ロラゼパム
添加物
乳糖
結晶セルロース
トウモロコシデンプン
ステアリン酸マグネシウム
規制区分
第三種向精神薬
処方せん医薬品
本剤は
向精神薬
であるため、2002(平成14)年3月18日厚生労働省告示第九十九号により、投与量は一回につき14日分が限度となる。
用法・用量
成人にはロラゼパムとして1日1mg〜3mgを2〜3回に分割経口投与する。
剤形
0.5mg錠と1.0mg錠がある。どちらも円形
白色
の裸錠であり大きさは変わらないが、1.0mg錠は割線がある。
日本では承認されていないが、この薬は舌下できるように溶けやすく作られており吸収も早い。アメリカでは普通に舌下投与で使われている。
風味等
不明。
名称の由来
不明。
注意点
小児への安全性は確立していない(投与経験少)。
妊婦・授乳中の婦人への安全性は確立していない。ベンゾジアゼピン一般は、
新生児
へ悪影響がある事が知られる。また
母乳
中への移行が確認されている。
高齢者へは慎重に投与すること。
副作用など
眠気、倦怠感等が確認されている。
精神神経系
眠気 (3%以上)
ふらつき、目眩い (0.1〜3%未満)
循環器系
動悸 (0.1〜3%未満)
消化器系
悪心
(0.1〜3%未満)
下痢
(0.1〜3%未満)
便秘 (0.1〜3%未満)
食欲不振 (0.1〜3%未満)
口渇 (0.1〜3%未満)
胃部不快感 (0.1〜3%未満)
骨格筋
倦怠感、脱力感 (0.1〜3%未満)
過敏症
発疹 (0.1%未満、注意)
掻痒 (0.1%未満、注意)
発疹・掻痒が生じた場合(0.1%未満)は服用を中止すること。
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