レキソタン
読み:レキソタン
外語:Lexotan
ブロマゼパム
を成分とするマイナートランキライザーで中期作用型
精神神経用剤
(
抗不安薬
)。
開発元はF・ホフマン=ラ・ロシュ。日本での製造元は、錠剤は中外製薬工業(元日本ロシュ)、散剤は武州製薬。販売はエーザイ。
目次
薬品の特徴
製品
成分・添加物
成分
添加物
規制区分
効果・効能
特徴
薬効薬理
作用機序
剤形
風味等
名称の由来
姉妹品・後発品
薬品の特徴
1%細粒、1mg錠、2mg錠、5mg錠、がある。錠剤は全て
素錠
。
製品
1mg錠は薬品コード1124 020F 1025、識別コードROCHE 1。薬価6.10円/1錠。
2mg錠は薬品コード1124 020F 2030、識別コードROCHE 2。薬価7.20円/1錠。
5mg錠は薬品コード1124 020F 4032、識別コードROCHE 5。薬価17.20円/1錠。
1%細粒は薬品コード1124 020C 1037、識別コード無し。薬価34.40円/1%1g。
成分・添加物
成分
ブロマゼパム
添加物
乳糖
(錠剤)
結晶
セルロース
タルク(滑石)
ステアリン酸マグネシウム
三二酸化鉄 (5mg錠のみ、着色用)
黄色三二酸化鉄 (5mg錠のみ、着色用)
(細粒)
トウモロコシデンプン
ポビドン
規制区分
向精神薬
処方せん医薬品
本剤は向精神薬であるため、2002(平成14)年3月18日厚生労働省告示第九十九号により、投与量は一回につき14日分が限度となる。
効果・効能
神経症による強迫/恐怖および不安、
鬱病
による不安/緊張などに効果がある。
他に筋弛緩作用、抗痙攣作用、抗不安作用などがある。
抗痙攣作用5/6、筋弛緩作用5/6。
通常は2mgが処方される。2mgでの効果はそれなりだが、5mgになると強力に作用する。脱力しながらも覚醒する
感覚
は
コカイン
に似ているといわれる。
特徴
このジャンルの薬には他に
デパス
があり人気を二分するが、こちらは
デパス
と違って眠くなりにくい。
そのため効き目が実感しにくいが、これがレキソタンのメリットの一つである。
大脳の思考や計算や
言語
を司る
大脳新皮質
への影響が少ないため、服用中の行動が制限されない。
薬効薬理
他のBZPと同様、不安や緊張を除き、心を落ち着かせる働きがある。
副作用
で、鎮静・催眠作用、筋弛緩作用(脱力)による肩こり腰痛の緩和、痙攣の緩和などがある。口渇、食欲不振なども数%の率で起こりうるとされる。
作用機序
GABAニューロンのシナプス後膜に存在する「ベンピン受容体」に結合し、抑制性のニューロンの
神経伝達物質
として働く。こうして、不安や緊張を除き、心を落ち着かせる働きがある。
剤形
1mg/2mgが割線入り白色錠で、5mgが割線入り薄黄赤色錠である。
散剤は
白色
である。
包装は、錠剤はPTP 100T、PTP 500T、バラ500Tがあり、細粒は100gと500gがある。
風味等
不明。
名称の由来
不明。
姉妹品・後発品
セニラン (サンド、旧ヘキサル、ノバルティスグループ)
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