リパーゼ
読み:リパーゼ
外語:Lipase

 膵液など消化液に含まれる酵素
目次

概要
 脂肪エステル結合加水分解し、脂肪酸グリセリンに分解する。
 膵臓から十二指腸に分泌され、食品中の脂肪を分解する働きをする。
 膵炎などにより膵臓細胞が破壊されると血液中のリパーゼが増えるため、膵臓の病気の指標として血液検査される。
 検体検査においては、生化学的検査(I)である「D007 血液化学検査」に分類されている。検査料は24点である。

特徴

検査目的
 リパーゼは膵臓で作られる膵液に含まれており、膵管を流れ、途中で胆管と合流して十二指腸に開口する。
 この経路のどこかに支障があると膵液は逆流し、血液中に漏れ出して血中濃度が上がるため、これを検査することで膵臓や膵管の状態を知ることができる。
 同時に、同様に膵液に含まれるアミラーゼの検査(血清アミラーゼ検査)も実施されることが多い。

正常値
 診療機関によって様々だが、一例は以下の通り。

再検索