マジックマッシュルーム
読み:マジックマッシュルーム
外語:MM: magic mushroom
毒茸の一種。但し死ぬタイプの毒ではなく、トリップするタイプの毒の毒茸の総称。幻覚が見られる。主に食用。
概要
従来は特に法的な規制がなく完全に合法だった。食品衛生法などにより食用としての販売ができない程度で、乾燥したものが流通していた。
しかし2002(平成14)年5月7日に公布され6月6日から施行された政令の改正により、マジックマッシュルームは麻薬原料植物に指定されたため、麻薬と同等の規制を受けるようになってしまった。
かくして、売買はもとより、故意の採取や所持も法律で禁じられている。
これを理由として、不明な点が多い茸研究が、更に遅れることになった。
特徴
成分
有効成分はシロシビン(サイロシビン)。
シビレタケ属やヒカゲタケ属の茸に含まれるアルカロイドで、幻覚性の中毒を引き起こす。この物質の構造はLSDに類似している。
一般に味は良くないので、そのまま食べるのは辛いらしい。バッドトリップはしにくいが、量の調整が難しいとされる。
種類
シロシビン(サイロシビン)類を含むとして日本国内で規制されている茸。
- モエギタケ科
- シビレタケ属
- アイゾメシバフタケ
- ヒカゲシビレタケ
- アイセンボンタケ
- オオシビレタケ
- ヤブシビレタケ
- シビレタケ
- ミナミシビレタケ
- Psilocybe subcubensis
- Psilocybe tampanensis
- ヒトヨタケ科
これ以外であっても、同様にシロシビン(サイロシビン)類を含めば、今後の規制対象となる可能性がある(例えば、ヌメリガサ科アカヤマタケ属のワカクサタケも僅かにシロシビンを含む)。
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