ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン
読み:ポリえんかジベンゾ-パラ-ジオキシン
外語:PCDD: polychlorinated dibenzo-para-dioxin
毒性が強い物質とされるダイオキシン類の一つ。略称はPCDD。二つのフェニル基が二つのエーテル結合(-O-)で接合している構造をもつ。そしてフェニル基に計8つある水素が1〜8個塩素(Cl)に置換したものをいう。
理論上は75種類の同族体あるが、このうち最も毒性が高いと考えられているのは2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(以下2,3,7,8-TCDD)であり、これがダイオキシン中最強とされる。
75種類のPCDDのうち、最強とされる2,3,7,8-TCDDを1.0とした毒性等価係数(TEF)が次の7種類のPCDDの同族体に定められている。WHO-TEF(1999)によると、2,3,7,8-TCDDは1.0、1,2,3,7,8-PCDDは1.0、1,2,3,4,7,8-HCDDは0.1、1,2,3,6,7,8-HCDDは0.1、1,2,3,7,8,9-HCDDは0.1、1,2,3,4,6,7,8-HCDDは0.01、1,2,3,4,6,7,8,9-OCDDは0.0001、である。他のPCDDは毒性等価係数0である。
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