バイオセーフティーレベル3
読み:バイオセーフティーレベル-さん
外語:BSL-3: Bio Safety Level 3

 バイオセーフティーレベルの一つで、危険性が高いもの。
目次

概要

条件
 個体に対しての危険性は高いが、地域社会に対しての危険性は低い場合。
 人間に感染すると重篤な疾病の原因となりうるが、他の個体への伝播の可能性は低いもの。

実験室
 立ち入り制限された廊下、二重ドアとエアロックにより外部と隔離された実験室を用いる。
 床・壁・天井や作業台は洗浄・消毒可能なようにする。
 排気系の調整を行ない、常時外部から実験室内に空気の流入を行なう。排気は高性能フィルターにより除菌してから大気中に放出する。
 実験は生物学用安全キャビネット、または陰圧アイソレーターの中で実施する。作業名簿に記載された者以外の立ち入りは禁止する。

特徴
 国立感染症研究所病原体等安全管理規程 別冊1「病原体等のBSL分類等」平成22年6月による分類は次の通り。誤記と思われるものは修正してある。

ウイルス・プリオン

細菌
 <クラミジア、リケッチア>

真菌

寄生虫
 なし。

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