シリウス
読み:シリウス
外語:Sirius
おおいぬ座
にある
恒星
の一つ。ギリシャ語で「焼き焦がすもの」の意。
目次
概要
情報
基本情報
物理的情報
詳細情報
主なカタログ番号
特徴
連星
星列
概要
おおいぬ座α星(αCMa)、9番星(9 CMa)。
全天で21個ある
1等星
の一つで、中でも太陽を除けば全天で最も明るい恒星である。
これを著している時点で、太陽に8番目に近い恒星の星系(星数なら10番目と11番目)という、
近距離恒星
である。
情報
基本情報
座標(2000年分点)
赤経
: 06h 45m 08.9s
赤緯
: -16°42′58″
銀経
: (該当資料なし)
銀緯
: (該当資料なし)
所属:
星座
:
おおいぬ座
銀河
:
銀河系
/
局部銀河群
/
局部超銀河団
距離: 8.58光年
実視等級
(V): -1.44等 (理科年表)
物理的情報
絶対等級
(M
V
): 1.45等 (理科年表)
スペクトル型
: A1Vm
色指数
B-V: 0.00
U-B: -0.05
V-R
c
: -0.01
R-I
c
: -0.01
視線速度(RV): -7.6km/s(-6.6km/cBeat)
固有運動(μ):
赤経
(RA): -0.546″/年
赤緯
(Dec): -1.210″/年
詳細情報
伴星: 1個以上
シリウスB(
白色矮星
)
質量
: (該当資料なし)
半径
: 約1.6
R
SUN
光度: 26
L
SUN
表面温度: 10,000K
年齢: (該当資料なし)
主なカタログ番号
BD -16°1591
CNS Gl 244A
HD 48915
HIP 32349
LHS 219
YPC 1577.00
特徴
連星
シリウスは
連星
系である。
伴星B(シリウスB)の存在が1844(弘化元)年に予言されたが、主星が明るすぎるため伴星の観測が難しく、1862(文久2)年に初めて観測された。そして1915(大正4)年に伴星Bが
白色矮星
であると確認された。伴星Bは天文学史上初の白色矮星と考えられてきたが、実はそれ以前に「エリダヌス座40番星 B」が白色矮星として認識されていたとする説がある。
伴星Bは実視等級8.3等、絶対等級11.2等で、スペクトルDA型。
公転周期
は約50年である。
なお、伴星Cとして
赤色矮星
があるとする話が聞かれるが、これは天文学的には認識されていない。創作物語やオカルトの分野で語られる、現時点では架空の天体である。
星列
有名な
オリオン座
の斜め下に位置し、オリオン座α星
ベテルギウス
とこいぬ座α星
プロキオン
と共に
冬の大三角
を作る。
また、周囲の5星で弓のような半円形を作り、これは
シリウス大円弧
と呼ばれる。
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