シソ科
読み:しそ-か
外語:Lamiaceae

 被子植物のうち、シソを代表とする一群。
目次

情報

分類
 ▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。

旧階層
 古い分類法での階層構造は次の通り。

新エングラー分類法

クロンキスト分類法

下位分類
 世界中に広く分布する。
 シソ科の分類範囲は研究の進展と共に拡大を続けており、他の科を吸収するなどして現在は約200属以上が属するとされている。

特徴
 シソ科の植物は、繁殖力が非常に強いものが多い。
 シソ科の代表である紫蘇(シソ)をはじめとし、洋食用のハーブとして人気のミント、ローズマリーといったものや、鑑賞用としても人気のラベンダーなどは、地植えにすると繁殖力が旺盛すぎ手が付けられなくなる。家庭用に僅かな量を栽培したいというのであれば、プランターなどで育てるのが無難である。

研究

分類法
 現在のAPG分類法では、かつての分類法におけるクマツヅラ科の多くの属がシソ科へと移動となり、様変わりしている。
 APG分類法は遺伝子解析によって分類されているため、系統樹を作ることができる。

APG分類法
 APGII(2003)及び、その後の様々な提案において、シソ科に属するとされている属を後述する(配列は順不同)。和名については、非公認のものを含む。なお、APGIIIはまだ下記の表に網羅されていない。
 先に記載した※を附した属はクマツヅラ科由来。なお、異なる群に同じ和名が付いているものも少なくないが、各々で異なるらしい。■は名のない系統群で、亜科や連と属の中間にあたる。

再検索