クラミジア科
読み:クラミジア-か
外語:Chlamydiaceae
真正細菌のうち、グラム陰性で、性器クラミジア感染症などをもたらす種を含む一群。
情報
分類
- ドメイン: 真正細菌 Bacteria
- 界: 真正細菌界 Bacteria
- 門: クラミジア門 Chlamydiae
- 綱: クラミジア綱 Chlamydiae
- 目: クラミジア目 Chlamydiales
- 科: クラミジア科 Chlamydiaceae
真正細菌ドメインには真正細菌界しかないので、界は略されることが多い。
下位分類
2属9種が存在する。かつてはクラミジア属の1属のみだったが、2属に分割された。
- Chlamydia、クラミジア属
- Chlamydophila、クラミドフィラ属
- C. abortus ‐ クラミドフィラ・アボルタス
- C. caviae ‐ クラミドフィラ・キャビエ
- C. felis ‐ クラミドフィラ・フェリス (猫クラミジアの病原体)
- C. pecorum ‐ クラミドフィラ・ペコルム
- C. pneumoniae ‐ クラミドフィラ・ニューモニエ (クラミジア肺炎の病原体)
- C. psittaci ‐ クラミドフィラ・シッタシ (オウム病クラミジアの病原体)
概要
哺乳類や鳥類など様々な動物に感染する。
特に人間への感染症で多いのがクラミジア・トラコマチスである。
この菌で、古くはトラコーマという眼病が多くみられたが、日本はじめ先進国ではほぼ根絶された。代わりに現在は、性器クラミジア感染症が増えた。
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