クラミジア・トラコマチス
読み:クラミジア-トラコマチス
外語:Chlamydia trachomatis
性器クラミジア感染症などの病原体となる真正細菌。
情報
分類
- ドメイン: 真正細菌 Bacteria
- 界: 真正細菌界 Bacteria
- 門: クラミジア門 Chlamydiae
- 綱: クラミジア綱 Chlamydiae
- 目: クラミジア目 Chlamydiales
- 科: クラミジア科 Chlamydiaceae
- 属: クラミジア属 Chlamydia
- 種: トラコマチス trachomatis
真正細菌ドメインには真正細菌界しかないので、界は略されることが多い。
亜種
もたらす感染症ごとに大きく3亜種に分けられ、それぞれ血清型で分けられる。
- 血清型Ab、B、Ba、C ‐ トラコーマの病原体で目に感染し、最悪で失明する
- 血清型D〜K ‐ 性器クラミジア感染症の病原体で、出産時には新生児にも感染の危険がある
- 血清型L1、L2、L3 ‐ 鼠径リンパ肉芽腫(LGV)
概要
クラミジア科の細菌の中では、人間への感染症で最も多い。
この菌で、古くは血清型Ab、B、Ba、Cによるトラコーマという眼病が多くみられたが、日本はじめ先進国ではほぼ根絶された。
代わりに現在は、血清型D〜Kによる性器クラミジア感染症が増えた。
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