DTL
読み:ディーティーエル
外語:DTL: Diode Transistor Logic
ダイオードとバイポーラトランジスタおよび抵抗器で構成される論理回路の一種。
概要
基本はダイオードの組み合わせによる論理回路だが、これだけでは信号が減衰して徐々にHレベルとLレベルの差がなくなってくるので、トランジスタによる増幅回路を加えて「白黒をはっきりさせる」ように工夫したもの。
出力はワイヤードOR接続が可能である。
特徴
絶頂と凋落
ゲート回路やフリップフロップを中心に品種を揃え、それなりのファミリーを形成していた。
後に、DTLから発展したTTLが登場して普及したことや、電気的にTTLと直結可能なためより高速なTTLと混用されながら、1970年代には姿を消した。
パッケージには、それ以前のメタルキャンに代わり、セラミックDIPが多用されていたのも時代を物語る。
その後
DTLを駆逐したTTLを次に駆逐したLS-TTL(low-power schottky TTL)は、実はショットキーバリアダイオードで入力論理回路を構成したDTLである。
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