Covington
読み:コヴィントン
外語:Covington

 IntelIA-32(x86)プロセッサーのうち、第六世代に属するCeleronの、初代プロセッサーコアの開発コードネーム。
目次

概要
 既存のPentium II(Deschutesコア)から2次キャッシュを省いたものとして作られ、1998(平成10)年3月4日に発売された。
 製品自体の値段は低価格だったが、マザーボードなども含めたトータルコストで割高になり、またキャッシュを省いた影響で266MHzのCeleronが旧世代のMMX Pentium 233MHzに対してすら負ける場面もあって、マニアからは「駄作」や「失敗作」、Macintosh派などからは「セロリ」など意味不明かつ下品な罵倒も飛び出した。

特徴

仕様表
 型番は「80523」である。これはDeschutesと同じである。
項目特徴
マイクロアーキテクチャーP6マイクロアーキテクチャ
コアのクロック周波数266/300MHz
FSBクロック66MHz
最大バス帯域幅 
1次命令キャッシュ16Kiバイト
1次データキャッシュ16Kiバイト
2次キャッシュなし
製造プロセスルール0.25μm
ダイサイズ 
集積トランジスタ数 
動作電圧 
 主な対応機能に、次のようなものがある。

性能
 iCOMP Index 2.0では、性能値は次のようになっている。

プラットフォーム

後継
 後継コアはMendocino(メンドシノ)である。

語源
 語源は地名で、オハイオ川の対岸にあるケンタッキー州コビントンから。

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