Μ-Vロケット4号機
読み:ミューファイヴ-ロケット-よんごうき
外語:M-V-4
宇宙科学研究所(
ISAS
、現
JAXA
)により開発された
Μ-Vロケット
の4号機。
目次
概要
諸元
ロケットの仕様
ペイロード(積載物)
打ち上げ
気象
計画
沿革
概要
Μ-Vロケット
の4号機であり、Μ-Vロケットとして3回目に打ち上げられた。号機番号と打ち上げ順序は一致していない。
2000(平成12)年2月10日10:30(@104)に内之浦宇宙空間観測所より、発射方位角93.7°で発射されたが、失敗した。
諸元
ロケットの仕様
一段目:
M-14
二段目:
M-24
三段目:
M-34b
キックステージ: (無し)
ペイロード(積載物)
X線天文衛星
ASTRO-E
打ち上げ
気象
ロケット打ち上げ時の天候は快晴、風はなかった。
計画
Μ-Vロケット4号機は通常の三段式である。
当初は2000(平成12)年2月8日が予定されたが、天候が悪く風も強かったため翌日に延期になった。しかし翌2000(平成12)年2月9日も、宮崎ダウンレンジ局の不具合があり、更に翌日に延期となった。
沿革
打ち上げ後、第一段のノズルが破損した。このため予定の速度が得られなかった。
予定通り発射後75秒(87cBeat)で第一段分離・第二段点火を実施。第二段は申し分なく、不足する速度の回復に努められた。第三段も、速度が基準軌道へと近付くように地上からの指令で制御を実施した。
しかし、発射後321秒(371cBeat)で第三段の燃焼が終了した時点で、近地点高度80kmにしかなっていなかった。打ち上げに失敗したのである。
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