Apple A4
読み:アップル-エイフォー
外語:Apple A4
AppleのiPadで採用されたマイクロプロセッサー。
概要
Appleが、iPadのために設計したSoC(System-on Chip)である。CPUのほか、GPUやDRAMがオンダイで搭載されている。Apple製品専用として作られており、チップ単体での販売はされていない。
パッケージは531端子、約14mm角である。ダイサイズは約7.3mm角とされる。サムスン電子の45nm世代のCMOS技術で製造されたものと見られている。
特徴
採用機種
次の機種で採用されている(順不同)。
- iPad (第1世代)
- iPhone 4
- iPod touch (第4世代)
- Apple TV (第2世代)
仕様
ARMアーキテクチャのCPUに、各種の周辺を組み合わせている。
- CPU ‐ 32ビットARMアーキテクチャー ARMv7-A Cortexアーキテクチャー Cortex-A8プロセッサー 最大1GHz
- GPU ‐ PowerVR SGX 535
- DRAM ‐ 512MiバイトRAM(iPhone 4)または256MiバイトRAM(iPhone 4以外) (サムスン製)
SoCとしてCPUにARMが採用されたのは、従来のiPhoneなどがARMを使用していたためである。
機能
ダイには、次のようなものが搭載されていると見込まれている。
- CPUコア
- メモリーインターフェイス (2チャンネル)
- グラフィックス
- 音声・映像CODEC
- PLL
- 各種の入出力用アナログ回路
A4内蔵のDRAMは、PoP(package on package)構造で重ねられ二層構造になっている。
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