ARM Cortex-A8
読み:アーム-コーテクス-エイエイト
外語:ARM Cortex-A8
ARMv7命令セットのARMv7-Aプロファイルに準拠した、ARMにより設計されたプロセッサーコア。ARM Cortexのうち、Cortex-Aシリーズの一つ。
概要
600MHz〜1GHz以上の速度に対応するプロセッサーである。
モバイル機器などの低消費電力需要から、ハイパフォーマンス需要までをカバーする。シングルコアのみ提供されている。
ARM11と同等の消費電力で性能は倍となっており、ARM926、ARM1136、ARM1176とアプリケーション互換性を維持する後継プロセッサーとして位置づけられていた。
普及
2009(平成21)年頃から使われ始め、翌2010(平成22)年のスマートフォンは殆どがA8か、同等グレードのScorpionだった。
その後は徐々にARM Cortex-A9にシフトした。
特徴
仕様
- 命令セット
- コプロセッサー
- NEON (SIMD命令セット) 対応
- VFPv3 対応
補足
- マルチコアの提供がない
- VFPv4に対応しない(VFPv3まで)
- Jazelleに対応しない
製品例
様々な製品がSoCとしてARM Cortex-A8コアを含んでいる。
- Apple A4 (A8 + PowerVR SGX 535)
- TI OMAP3
- Samsung S5PC100
- フリースケール・セミコンダクタ i.MX5xシリーズ
対抗
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