Coppermine
読み:カッパーマイン
外語:Coppermine

 IntelIA-32(x86)プロセッサーのうち、第六世代に属するPentium IIIの、第二世代プロセッサーコアの開発コードネーム。
目次

概要

変更点
 初代コアKatmai(カトマイ)の後継コアである。Katmaiと比較し、製造プロセスが縮小(0.25μm→0.18μm)された。
 2次キャッシュはKatmaiから半減され256Kiバイトとなったが、オンダイとなったため高速化されCPUコアと同速度で稼働可能となり、結果同クロックでKatmaiより高性能化された。これはアドバンスト・トランスファー・キャッシュとアドバンスト・システム・キャッシュと呼ばれている。
 また、従来までのSC242(Slot 1)SECC2パッケージだけではなく、PGA370(いわゆるSocket 370)用のFC-PGAパッケージも併せて用意されている。

B/E/EB
 FSBクロックは100MHzまたは133MHzで、同じクロック周波数でFSBクロックが異なる場合、133MHz側にBを付けて表現した。
 また、旧KatmaiとCoppermineの製品が混在して販売された。旧KatmaiとCoppermineで同じクロック周波数の製品の場合、Coppermine版にはEを付けて表現した。例えばPentium III 500E MHz、と表現する。
 ちなみに、EとBの両方の条件に合致する場合はEBをつけて表現する。

特徴

仕様表
 型番は「80526」である。これはCoppermine-128Kと同じである。
項目特徴
マイクロアーキテクチャーP6マイクロアーキテクチャ
コアのクロック周波数 
FSBクロック100/133MHz
最大バス帯域幅 
1次命令キャッシュ16Kiバイト
1次データキャッシュ16Kiバイト
2次キャッシュ256Kiバイト(オンダイ)
製造プロセスルール0.18μm
ダイサイズ 
集積トランジスタ数 
動作電圧 
 主な対応機能に、次のようなものがある。

プラットフォーム

後継
 後継コアは、製造プロセスが縮小(0.18μm→0.13μm)されたTualatin(テュアラティン)である。
 また、Coppermineの2次キャッシュを半減させたものがCoppermine-128Kで、第三世代Celeronで使われている。

語源
 Coppermineは、北極海へと注ぐカナダの河川の名である。

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