ATP
読み:エイティーピー
外語:ATP: adenosine triphosphate
アデノシン三燐酸。
目次
情報
基本情報
誘導体、関連物質の例
特徴
特徴概要
生合成
情報
基本情報
組成式: C
10
H
16
N
5
O
13
P
3
分子量
: 507.183
融点
: (該当資料なし)
沸点
: (該当資料なし)
CAS番号
: 56-65-5
化学名: Adenosine 5'-triphosphate
誘導体、関連物質の例
AMP
(61-19-8)
ADP
(58-64-0)
NAD+
NADP
(24292-60-2)
NADPH
(2646-71-1)
NADH
(606-68-8)
特徴
特徴概要
リボヌクレオチドの一種で、
アデニン
と
リボース
からできたアデノシンに
燐酸
が三つ結合したものである。
「人生そのもの」と同義と言っても良いほどの
物質
であり、これを作るために
人間
などの
生物
は酸素を吸っているのである。
生合成
ATPの燐酸のうち、端の二つは不安定であり、
加水分解
して
エネルギー
を放出できる。
実際の生物における反応では、
酵素
によって端の燐酸を一つ切り離して
ADP
になる際にエネルギーを放出する。
このADPは更に端の燐酸を切り離して
AMP
になりエネルギーを放出できる。一度に二つの燐酸(ピロ燐酸という)を切り離すことも可能である。
また逆に、エネルギーを使ってADPやAMPに燐酸を結合し、ATPを作ることも可能である。
このように、ATPはエネルギーを蓄積したり供給したりする重要な働きを持った
分子
であり、エネルギーの貨幣(energy currency)とも呼ばれる。
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