+3.3V
読み:プラス-さんてんさんボルト
外語:+3.3V

 電源電圧の一つ。交流の場合は公称電圧に±を付けて表現しないので、プラス電源は通常は直流である。
目次

概要
 かつて、TTLCMOSでは+5Vがよく用いられていたが、それに代わる形で普及した。
 ICの消費電力を下げるためには、電圧を下げるのが最も簡単で効果的である。そこで、+5Vに対して様々な低電圧版ICが登場し、その中で偶然に+3.3Vのものが普及した。
 かくして、3.3Vで動作するICレベルとして、LVTTLレベルLVCMOSレベルといったものが登場した。

特徴
 パソコンでもよく使われる。近年の電源装置では+3.3Vが供給されており、マザーボード上ではふんだんに使われている。ハードディスクに電源を供給するペリフェラル電源コネクター(4ピンコネクター)には+3.3Vは出ていないが、マザーボードに接続するMBUコネクター(メインコネクター)には供給されている。
 例えば、PCIHyperTransportなどのバスは3.3Vである。PCIはPCI 2.3から3.3V対応になった。
 AGPでも使われていたが、最新版ではより低い電圧(1.5V、0.8V)に移行した。

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