乳糖 |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質・食品編 (NFOOD) |
読み:にゅうとう |
外語:lactose |
品詞:名詞 |
糖の一つ。二糖類。英名は「ラクトース」。哺乳動物の乳に(もちろん人間の母乳にも)存在する。
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概要 |
基本情報 |
ラクトース
誘導体、関連物質の例 |
性質 |
乳糖は葡萄糖(グルコース)1分子とガラクトース1分子が結合したもの。
消化管内でラクターゼ(酵素)によって加水分解され、吸収される。
また、腸内では腸内乳酸菌の栄養となり、驢ア酵され乳酸となる。
乳糖不耐症 |
乳糖分解酵素ラクターゼの欠乏により乳糖の消化が出来ない症状のこと。このような人が牛乳などを摂ると、下痢や腹痛を起こす。
子供の頃は病気でなければ誰でも持っているので、人間の赤ん坊も母乳で育つことができる。しかし、白人を除く多くの人種(ネイティブアメリカン、黄色人種、黒人など)は成長に伴い母乳が不要な歳になると、この酵素が作られなくなり、もって乳糖不耐症となる。
日本人も、9割の人は乳糖不耐症である。
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