チョコレート |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質・食品編 (NFOOD) |
読み:チョコレート |
外語:chocolate |
品詞:名詞 |
カカオマスに、糖類、牛乳または全粉乳、ココアバター、植物油などを混ぜて練り固めた食品。
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概要 |
現在のような固形のチョコレートはイギリスで発明された。また、ミルクチョコレートはスイスで発明された。
現在チョコレートといえば、板チョコ、あるいは様々な駄菓子に使われる固形のものが一般的であるが、それ以前のチョコレートとは飲み物であり、日本でいうところのホットココアに相当するものだった。これは英語ではhot chocolateといい、その名に名残が存在する。
チョコとココア |
関連 |
チョコレートと飲料用のココア粉末製品は兄弟のようなもので、通常の製法においては双方が同時に製造される。
製造過程で、カカオマスは圧搾法で絞られ、脂肪分(ココアバター)と残りの塊(ココアケーキ)に分かれる。ココアケーキを粉末化するとココアパウダーとなる。
チョコレート |
圧搾法では、ココアバターが1に対して、概ねココアケーキ(以下ココア)は2ができる。
ココアバターとココアを1:1で混ぜて練ればチョコレートができ、結果ココアが1余る。
そこでチョコレートを市販しているメーカーは、同時にココア飲料用の粉も市販しているわけである。通常は。
本物のチョコと安物チョコ |
チョコレートにも色々な製品がある。100円ショップで売られているような安物から、高級品までピンキリ揃っている。何が違うのか。
上にあるように、油(ココアバター)にココアを1:1で混ぜればチョコになる。つまりココアバターの代わりに、安い油で作れば、安いチョコレートが出来るということである。
東南アジアや中東アジアなどで作られているような安物チョコは日本にも大量に輸入されているが、植物油脂、通常はココナッツ油(椰子油)とココアで作られている偽チョコである。このため、安く製造できているのである。
リンク |
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