インダクタンス |
辞書:科学用語の基礎知識 電子用語編 (NELECY) |
読み:インダクタンス |
外語:inductance |
品詞:名詞 |
誘導係数。電磁誘導(electromagnetic induction)の大きさを表わす係数で、コイル等の電気的な大きさを表わす。単位はH(ヘンリー)。記号はL。
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概要 |
導線に電流を流すと、アンペアの右ネジの法則により、電流方向に対して右回りの磁力線が発生する。これにより、導体と交差する方向へ磁束が変化し、導体に電力が誘導される。
導線を巻いて、この電磁作用を誘発するように作られたのがコイルで、巻き数や大きさにより作用の大小が決まる。この誘導係数をインダクタンスという。
特徴 |
導体に交流を流した場合、レンツの法則により磁束変化を打ち消す方向に起電力が誘導される。
この時の誘導係数は自己インダクタンスと呼ばれ、これが電流の流れを妨げる抵抗器として機能する。この抵抗を誘導性リアクタンス(inductive reactance)といい、周波数が高いほどインダクタンスは大きな抵抗となる。
トランスのように接近した二つのコイルがある場合には、一方のコイルの電流変化によってもう一方に起電力が誘導される。これを相互誘導作用といい、この時の誘導係数を相互インダクタンスという。
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