リアクタンス |
辞書:科学用語の基礎知識 電子用語編 (NELECY) |
読み:リアクタンス |
外語:reactance |
品詞:名詞 |
誘導抵抗。交流回路におけるコイルやコンデンサーでの電圧と電流の比。
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概要 |
インダクタンスL、静電容量Cを含む交流回路において、これらの電気抵抗としての効果を示す値で、インピーダンスの虚数部分。
単位はΩ。記号はX。
特徴 |
誘導性/容量性 |
リアクタンスが正ならば誘導性リアクタンス、負の値ならば容量性リアクタンスとなる。
それぞれ電流の位相の進みと後れに対応する。
計算 |
ω=角周波数(ω=2πf、π:円周率、f:周波数)としたの時、誘導性リアクタンスXLと容量性リアクタンスXCは、次の式で求められる。
XL = ωL [Ω]
XC = 1/ωC [Ω]
ここで例えば、あるコイルに100[V] 50[Hz]を加えた時6[A]の電流が流れた時、100[V] 60[Hz]を加えた場合の電流はいくらか、という問題があったとする。コイル自体の抵抗値は無視すると、この場合は誘導性であれ容量性であれ、リアクタンスを求める変数は周波数fのみの関係となる。つまり、6[A]×50/60=5[A]であるため、答えは5[A]を求めることができる。
リンク |
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