集合管
読み:しゅうごうかん
外語:Collecting duct

 泌尿器の一つネフロンの一端で、ネフロンで生成された尿は集合管へと集められる。
 複数の遠位尿細管が結合したものともいえる。腎臓の髄質にある。

特徴
 集合管に至るまでに原尿の99%は再吸収されている。
 集合管では抗利尿ホルモン(ADH)の制御により尿素の再吸収を行ない、尿は更に数倍に濃縮される。
 尿崩症ではここでの濃縮能力が障害を来しており、このため本来なら吸収されねばならない水分が吸収されない。
 こうして作られた最終的な尿は腎杯を通り腎盂に集められ、尿管を通って膀胱に貯められた後、尿として排泄される。

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