最大尿意 |
辞書:科学用語の基礎知識 生物学編 (BBBIO) |
読み:さいだいにょうい |
外語:MDV: maximum desire to void |
品詞:名詞 |
膀胱容量最大まで尿を我慢したときの強烈な尿意のこと。膀胱内圧測定などで使われる用語。
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概要 |
これ以上、尿意を我慢できない状態、つまり我慢の限界のときの尿意。
また、この時の膀胱容量を機能的膀胱容量という。
特徴 |
機構 |
ここまで尿が溜まると、大脳の排尿中枢が抑制刺激に打ち勝ち、仙髄の排尿反射中枢から骨盤に出ている副交換神経が興奮する。
そして膀胱排尿筋を収縮させ、また同時に、膀胱の出口にある内尿道括約筋(膀胱括約筋)の興奮がとけて弛緩し、強制的に排尿を開始させる。
我慢している間は、これを随意筋である外尿道括約筋で抑えているが、膀胱内圧が一定を越えた場合には意志の力では排尿を抑制することができず、尿道括約筋は圧に抗しきれず排尿を起こしてしまう。つまりおもらしをすることになる。
尿の量 |
膀胱容量は個人差が大きく、また測定法によっても数値は異なる。
一般的には、成人では概ね、300〜400ml程度で最大尿意を感じるとされる。
リンク |
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