五極真空管 |
辞書:科学用語の基礎知識 電子部品編 (NELECP) |
読み:ごきょく-しんくうかん |
外語:pentode |
品詞:名詞 |
電極数が五つの真空管のこと。通称は「五極管」または「ペントード」。
|
概要 |
二つのグリッドを持つ四極真空管に、更にもう一つサプレッサーグリッドを追加したもの。
カソードからプレート(アノード)に向かって順に、コントロールグリッド、スクリーングリッド、サプレッサーグリッドが存在する。
特徴 |
構造 |
四極真空管には、プレートが暖まるとスクリーンにプレートからの電子が飛び付く現象である負性抵抗性という欠点が存在した。
その改善方法の一つとして作られたのが五極真空管である。
スクリーングリッドとプレートの間に挿入されたサプレッサーグリッドは、通常はカソードと同電位で使われる。カソード電位は低いため、プレートからの電子がスクリーンへと飛びつきにくくなる。
同様の対策を構造で補ったビーム管に対し、五極管は電気的に補ったということになる。
代表的な管 |
リンク |
通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Ver 7.04a (27-May-2022) Search System : Copyright © Mirai corporation Dictionary : Copyright © WDIC Creators club |