ワイヤードOR |
辞書:科学用語の基礎知識 電子用語編 (NELECY) |
読み:ワイヤード-オア |
外語:Wired OR |
品詞:名詞 |
ゲート回路の接続法で、単に出力を並列に接続するだけでORの論理を得ようとするもの。
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概要 |
バスラインインターフェイスが小規模・低速ならば、この接続で作ることができる。
なお、"OR" とは名付けられているが、DTLやTTLの場合は負論理の "OR"、つまり普通のゲートの呼び名では "AND" に相当することに注意しなければならない。
回路図では、結線の交点に論理シンボルを描いて、そこに論理操作がある旨を分かりやすく示すことがある。
特徴 |
DTLの世代までは普通に行なわれていたテクニックであったが、TTLでは高速化を目的として出力回路が変更されたため、許されない接続法となってしまった。無理に接続しても、動作が保証されないばかりか、素子が破壊される恐れもある。
それでも必要な場合、TTLには「オープンコレクタ出力」という変種がファミリー内に用意されているので、これを使わなくてはならない。
今ではゲート単価が下がったことと、動作速度が遅い欠点があるために、このような貧乏臭い技術の出番は少なくなった。
リンク |
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