ラッカイン酸 |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・食品添加物編 (NSUBNFA) |
読み:ラッカインさん |
外語:Laccaic Acid |
品詞:名詞 |
染料、着色料。アントラキノン系色素。東南アジアに分布するラックカイガラムシのメスが分泌する樹脂状物質で、食品添加物としても使われているラック色素の主成分。ラッカイック酸とも。Natural Red 25。
CAS番号60687-93-6。
大きく、A、B、Cの三種類に分類できる。構造が大きく異なるDもあるが、これはXanthokermesic acid(和名は不詳)と称される。
ラッカイン酸の基本構造
RがCH2CH2NHCOCH3でラッカイン酸A、RがCH2CH2OHでラッカイン酸B、RがCH2CH(NH2)COOHでラッカイン酸Cである。
ラッカイン酸Aは分子式C26H19NO12。
ラッカイン酸Bは分子式C24H16O12。
ラッカイン酸Cは分子式C25H17NO13。
ラッカイン酸Dは分子式C16H10O7。
その歴史は長く、一説には紀元前2000年頃に赤の染料として使われた、とする記録があるとされる。
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