バウショック |
辞書:科学用語の基礎知識 天文学編 (UAST) |
読み:バウショック |
外語:Bow Shock |
品詞:名詞 |
磁気圏と周囲物質との衝突面。船首波状の不連続面、弧状衝撃波面。
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概要 |
バウショックは、船首(bow=バウ)の起こす波になぞらえて命名された。
主に、恒星のバウショックと、惑星などのバウショックとがあるが、一般には、単にバウショックといえば太陽系のバウショック(太陽系と恒星間空間の境界)を意味する。
特徴 |
惑星 |
地球など惑星のバウショックは、恒星風(太陽系なら太陽風)が惑星の磁気圏に接近する際に減速する境界である。
この磁気圏のため、地球内に有害な太陽風が吹き込まないようになっている。
恒星 |
惑星系と恒星間空間との境界のバウショックは、恒星から吹く恒星風と、恒星間空間にある星間ガスとの衝突によって生じる。
太陽系の場合、太陽は太陽系を公転しているが、太陽は現在、局所恒星間雲という星間ガス中にあるため、太陽の進行方向には大量の星間物質が存在し、衝突が発生している。このため、バウショックと呼ばれる衝撃波の面が作られていると考えられている。
リンク |
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