バウショック (太陽系) |
辞書:科学用語の基礎知識 天文学編 (UAST) |
読み:バウショック |
外語:Bow Shock |
品詞:名詞 |
弧状衝撃波面。太陽系と恒星間空間の境界であるヘリオポーズの外側に弧状に広がっていると考えられている衝撃波面のこと。ボウショックとも。
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概要 |
太陽系は銀河系の回転運動に伴い、220km/s(190.1km/cBeat)程度のスピードで銀河系内を公転をしている。
また現在、太陽系は局所恒星間雲(Local Interstellar Cloud)と呼ばれる星間ガス中にあり、太陽系の外側には多くの原子が存在する。このため公転方向では必然的にヘリオポーズと星間物質との衝突が発生すると考えられ、ここでバウショックと呼ばれる衝撃波の面が作られていると考えられている。
特徴 |
境界 |
宇宙探査機などが、太陽の公転方向から太陽系外の恒星間空間に出るとなれば、自ずとこのバウショックを通過することになる。
理論的には、このバウショックを通過した時点で、ヘリオポーズを出て恒星間空間に達したと考えることができる。
探査機 |
バウショックに達した探査機は、現時点ではまだ一つもない。
しかしボイジャー1号とボイジャー2号が現在この領域に向かっており、そう遠くない内にこの領域を通過するものと期待されている。
リンク |
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